創業したときの自分には、一生頭が上がらない

2011年4月21日、創業。
グループの規模が大きくなればなるほど、この創業が自分の中で大きくなる。
ちょっとした気持ちで始めたわけではないが、まさか4年でこんなになるなんて思ってもなかった。創業したときの自分には、一生頭上がらないだろうな~

4年間存続できたことの感謝は、してもしてもし過ぎることはない。
そして、来年の今も存在できていることへの決意は絶対に揺るがない。
奇跡の結晶を壊すことなく、更に大きくしていきます。

 

今、当たり前だと思っていることは、当たり前ではない。
きれいなオフィスを新宿に構えていることも、多くの来客があることも。
グループで100名を超える仲間がいることも、カンボジアにも進出していることも。
そして今こういう文章が打てることも。
何一つ、当たり前なことはない。

調子に乗ってもダメだし、勘違いしちゃいけない。

自分の実力なんかではない。
運が良かったことと、多くの方々に支えられて今がある。
自分は自分であるが、自分だけが自分ではない。
多くの人たちによって、戸川良太は形成されている。
自分だけではない自分だからこそ、誇りと使命を忘れずにいたい。

 

もちろん、たまには何てことのない自分だけの自分の時間も持つこと。
そうじゃないと、ただの自分を見失ってしまう(笑)
創業5年目も、今まで通りコツコツと一歩ずつ前に進んでいきます!

戸川良太

 

絶対に逃げないこと

大切な人を、結果的に裏切ることになってしまうこと。
大切な人を、結果的に傷つけてしまうことになってしまうこと。
そんなことをしたいはずじゃなかったのに。
どうしてこうなってしまったのだろう、という思いは重い。

 

もう二度と、そんな思いはしたくない。
誰もがそう思うだろう。
でも逃げてしまったら、次の出会いも挑戦もできない。
だからちゃんと、ちゃんと向き合うこと。
相手と向き合うこと。
事実と向き合うこと。

 

「絶対に逃げちゃいけない。」
それを学んだことを忘れてしまう時がある。忘れないように日々、心に落とし込むこと。
向き合うことによる結果(未来)を恐れていたとしても、向き合うこと。

 

屁理屈や、言い訳や、論破や、決めつけ、どっちが正しいかにならないこと。
相手を理解すること。自分の思いを伝えること。
合意を求めないこと。

 

 

なんだか、すごい抽象的な言葉の羅列になってしまったけどネガティブではありません。
とにかく今この瞬間を、人にではなく自分に妥協せずに本気でいるかってことです。
すべては自分の問題です。

戸川良太

鼻たれ小僧とアップルリング

アップルリング、よく食べたな。
写真 (5)

 

久しぶりにスーパーマーケットなるものを覗いてみた。
懐かしの商品を発見し甘酸っぱい思い出の欠片を見つけて、テンションが上がる上がる。
あんな鼻たれ小僧が、よくもまあ大人の仲間入りができたもんだ。

 

親の力は偉大。
せっかく育てられたこの身体、ちゃんと使い倒したいもんです。

 

おかげさまで、生かされています。
誰も自力なんてないと思うし、そんなはずないんだと思う。
だからこそ、今の自分がここにあることは、「おかげさま」。

 

自分の力は、自分のために使うのではなく、誰かのために使うもの。
そのほうがパワーが出るし、継続もできる。
結果、成長することができる。
成長することができれば、今よりも誰かの役に立つことができるかもしれない。

 

 

そんなこと、あの鼻たれ小僧が思うようになるなんて。
一歩一歩、前に進みます。

戸川良太

安心の創造

カンボジア、暑いです。
「暑い」という日本語では、うまく伝えられない暑さです。
かといって「熱い」と書くと、「経済が熱い」のようなイメージがあるので使いません。
「東南アジアが熱い!」と言われておりますが、本当にそうなのでしょうか?
そういう言葉に踊らされて、日本円がみすみす消えていくのを見るのは耐えがたいものがありますが、ご安心ください。日本人代表として、必ずや立派な花を咲かせてみます。

だからこそ、まじめにコツコツと。その連続以外での花の咲かせ方を、残念ながら私は知りません(笑)

 

戸川良太

日本でもカンボジアでも、私たちの軸は「安心の創造」です。
日本とカンボジアでは、存在するリスクは異なります。
日本最大のリスクは、何といっても大震災などの自然災害です。
東日本大震災のような地震が、いつ来るかわかりません。

 

カンボジアでは、地震はありません(と言われております。)
しかしながら、カンボジアはリスクだらけです。
・法律よりも権力やお金の力が強い
・モラルがなく、無秩序という秩序
・治安
・何かあった時、迅速で適切な対応ができない
(救急、消防のインフラ整備もスキルもない)

例えば消防火災一つとっても
1、プノンペン市内にある消防車の半分は故障で動かない
2、もちろん有料(一部無料もあるが)
3、アパート等に避難経路はない(バルコニーなど逃げ場がない)
4、現場に駆けつけるまで30分以上
5、防火服が不足しているため、救命はできない
6、スキルが足りない
7、消防車の水槽にある水がなくなったら、現場を離れて消火栓まで水を汲みにいく

そんな国だからこそ、やりがいがあるってもんです。
カンボジアにいる全ての日本人が、日本にいるのと変わらない安心感を。
そのために「安心の創造」を積み重ねていきます。

 

戸川良太

 

 

不安との和解

月に1回、神社でお祈りをしています。
自分の大事な人たちが増えるほど、祈りごとも増えます。
社員、取引先、お客様などのビジネスパートナーが増えていくことで、
喜びも増えていくのですが、同時に不安も増えていきます。

不安というのは厄介なもので、消そうとすればするほど意識してしまうものです。
私は生まれながらのビビりなので、自分の歴史は常に不安との戦いでした(笑)
しかもビビりのくせに、風呂敷を広げてしまう。

そんな私だからこそ、逆に「不安との付き合い」が上手になってきました。
残念ながら不安が消えることはありません。
不安をいくら消そうとしても、それは無駄なことです。
実力や自力で、不安を消すことができたらスーパーマンです。
いや、全知全能の神です。
思い通りに社会をコントロールできる人はいません。
しかし不安の重量は、自分で決めることができます。
不安はどこからやってくるか?
それは自分の心です。
不安は自分の周りからではなく、自分の内側からやってきます。
私は社会をコントロールすることはできませんが、自分をコントロールすることはできます。

「できます」というか、できるようになってきました。
心を磨くことによって、不安の重量は変えることができます。
技を磨くように、心も磨く。
不安を風船に詰めて、フワフワさせる。

むしろ自分の役割で最も必要なことは、心を磨くことです。
なんだか結局、精神的な話になってしまいました(笑)
では。

戸川良太

うまくいかないはずがない

カンボジアに来てます。
毎月の日本とカンボジアの行き帰は、とても有意義です。
単純に移動は疲れるし、気温・ビジネス環境・生活環境・価値観・文化がガラッと変わるし、
日本でもカンボジアでも自分がいてもいなくても、それぞれのビジネスが動いているので、
どこ行っても周回遅れ。だから、追いつくのに必死。追いつく前に強制送還なんだけどね(笑)

自分の非効率さに、たまに笑っちゃう。つうか笑うしかない。
口では「選択と集中だ!」とか言っておきながら、次から次に手を出して。
いや、出しているというより勝手に向こうからやってくる。

何がやってくるかって、新たな仲間との出会いだよね。
自分にとっては、仕事もプライベートも何もかも一緒で、そこに分け隔てなんかないんだよね。
むしろ友達になれそうもない人と、一緒にビジネスしたって面白くないじゃん。

ワクワクする人たちと一緒にいたい。
信頼できる人たちと一緒にいたい。

仲間が不可欠なのは、仲間はパワーを与えてくれるから。
だから仲間は絶対だし、これからも新たな仲間を世界中に増やしたい。
そのためにビジネスやっているわけだし。

楽しいよねきっと。
日本各地に多くの仲間がいて。
世界各地にも仲間がいて。

そんな仲間たちが真剣にビジネスしてさ、うまくいかないはずないと思うんだよね。
だってビジネスって、信頼でしょ。

この人は信頼するって決めたら、疑ったりする時間と労力が不要になる。
そしらた任せることができちゃう。
そんな楽なことはないよね。
あれもこれも自分でやるなんて無理でしょ。
そんなことより、自分しかできないことやればいいわけで。
だから一番近い仲間に対して、信頼がないなんてありえないんだよね。

安全な水も作れないし運べないし、料理もできないし、電車も動かせないし飛行機も飛ばせない。どれも知らない人だけど、信頼しているから金払って済ませているわけで。
だからこそ近しい仲間たちこそ、信頼の深さが深いのは当然。
そうなると、ますますビジネスがうまくいかないはずないと思うわけです。

 

戸川良太

感情の深さには底がない

おかげ様で前進し続けることができています。
もちろん衝突と軋轢の連続ですが、変化するということはそういうことでしょう。

変化し続けているということは、それだけ失敗の数もあるわけです。
一言に失敗といっても、失敗したことに気づかないと失敗にはならない。
当たり前のことのようですが、これがそうでもないのです。

まず「自分に責任がある」というスタンスにならないと、失敗に気づくことはありません。
国のせい、社会のせい、会社のせい、誰かのせい、相手のせいにしないことです。
自分の人生に起こる全ての責任は、自分にあります。

何か問題やトラブル、うまくいかないことが自分の身の回りに起きたとき。
「もし自分に責任があるとしたら・・・」と考えること。
そうしないと、他人責任論者になってしまい失敗に気づけません。

会社の悪口を言う人は、自分の悪口を言っているのと同じです。
会社で起こることの責任は自分にあると思えば、悪口なんか出ません。
仲間の悪口を言う人も同じです。お客様の悪口なんて論外です。

失敗すると悔しいです。反省します。落ち込みます。
しかし、その感情こそが「成長」につながるわけです。
成長すればするほど、人生は豊かになります。
今まで見えなかったものが見えるようになり、感じなかったものが感じれるようになります。
そして何より、その感情に深さが生まれます。
「懐の深さ」、「情の深さ」、こういったように深さが超重要なんだと思うわけです。
自分自身、これからも失敗をし続け、自分の至らなさに気づき続けていきたいと思っております。深さには底がありません。

気づくと言えば、人に気づかされることが圧倒的に多いです。
大自然から気づかされることもありますが、基本は人からです。
本からの学び、そして歴史も人です。
会話からの気づき。行動からの気づき。これも人です。
そして何より、仕事からの気づき。これこそ人です。

仕事とは、人そのものです。
好きな人や尊敬する人と一緒に仕事がしたいです。
なぜなら、その人たちとの仕事を通じて「よりよい気づき」があるからです。

自分自身も成長し続けないと、周りから皆が去っていってしまうでしょう。
そんなのは嫌ですね。
そんな理由もあって、成長はし続けたいものです。

 

戸川良太

ベンチャーであること

僕らはベンチャーです。

ベンチャーとは、世の中一般的に不可能と思われていることを可能にして、世界をアッと驚かすことを目指している挑戦者です。勇気と夢を胸に、あえて難しいと言われていることに挑戦し、ズタボロにされながらも、ゾンビのように復活し、挑戦し続けることです。損得勘定でいえば、大手のサラリーマンか公務員になったほうがいいです。しかし、面白いか面白くないかで言えば、悔しいけどベンチャーは面白いんです。だから全然スマートじゃないし割に合いませんが、社会にボコボコにされても笑っているんでしょう。

上り坂を越えたと思ったら、もっと角度のある上り坂が待っています。その坂を越えたら、さらにエグイ角度の上り坂が待っています。神はいないのかと思いながらその坂を超えると、笑うしかない角度の上り坂が待っています。もう今では平坦な道を期待することはやめました。どんな上り坂でも、世の中には上り坂しかないという前提で、鼻歌交じりにスキップできるようにします。

なんで上り坂が続くのか。それは利益確定をしないからです。利益確定=諦めることです。「ここでやめたら楽になるよ」いつも耳元で悪魔Aがささやきます。「もうじゅうぶん頑張ったよ」悪魔Bがささやきます。悪魔たちの甘い言葉に惑わされるときもあります。僕も普通の人間です。いつでも走れるわけじゃありません。歩いちゃうときもあるし、道草するときもあるし、道で不貞寝することもあります。そんなもんです。

しばらく不貞寝していると、「諦めるのか、まだ何も始まっちゃいない」と僕の中のチェ・ゲバラが叫び出します。ハッとして起きて、また一歩前に進んでいくのです。

そうです。ベンチャーは自分自身に対して、諦めが悪いです。ただし「受け入れる」と「諦める」は別ものです。想定外のことが起こるということを想定にしておけば、受け入れることができます。矛盾しているようですが、世の中は自分の思う通りにはいきません。というより、思ってもいないことばかりが起きます。うまくいかないことのほうが多いです。それでも諦めないだけです。ただ、それだけのことです。

 

戸川良太

忘れないこと

親がいなければ、生まれてくることがなかった。
生まれてこなければ、当たり前だけど今まで経験したこと全てできなかった。
幼稚園の入学式でお漏らしすることも、
小学生の卒業文集に環境庁長官になりたいと書くことも、
中学生のときにサンシャイン通りで怖いお兄さんたちに絡まれることも、
高校生になって初めてロサンゼルスに行って、もっと怖いお兄さんたちに絡まれることも、
大学生になって歌舞伎町で、もっともっと怖い大人たちに絡まれることもなかった。

親がいなければ0のままだった。
だから親は絶対的存在である。
なぜなら替えがきかないから。
0から1は、替えがきかない。

今こういう経験をさせてもらっているが、親なしには成り立たない。
だから、いつまでも僕は親に感謝し続けることになるだろう。

感謝、この恩をどうやって返すことができるのか?
多分、何しても返すことはできないんだろう。
だけど、せめて感謝の気持ちを忘れずにいること。

感謝の気持ちが常に心にあることを、忘れないこと。
仲間への感謝。
お客様への感謝。
社会への感謝。
日本国への感謝。

感謝されることより、感謝する心を忘れないこと。
やってやる!より、どれだけ周りの役に立てるか。
そのほうが身体が勝手に動く。
自然体で、自分自身の最大の有効活用ができる。
胸を張って生きることができる。

ビジネスマンの前に、人間として。
人間として生きていたいので、感謝の気持ちを忘れずにいたい。

 

戸川良太

車窓からの景色

私はブルドーザー。

運転席の隣に座っていれば、運転について知ることはできる。
運転席の隣に座っていても、運転できるようにはならない。
知っていると、やっているは、まったく違うもの。

自分の人生を運転しているのは、自分でしかない。
長い時間をかけて、ここまで運転できるようになった。
だけどまだまだ運転がへたくそで、よく事故に遭う。

できれば事故を起こしたくないが、誰かに運転を代わってもらうわけにもいかない。
自動運転システムもない。
ナビもない。

昔はスピード狂になっていた。
スリルを求めて、命を大事にせず飛ばしまくっていた。
そんな車だから、しょっちゅう故障する。
そんな車には誰も乗りたくない。

今はスリルではなく、夢を追い求めている。
車の替えはきかない。
定期点検も怠ってはいけない。
前方を注意しないといけない。

どんな日でも前に進む。
どんなことがあっても前に進む。

この道がゴールにたどり着くかはわからない。
それは誰にもわからない。
ナビは誰も持っていないし、未来の地図は変わる。
後ろから衝突されるかもしれない。
何があるかわからない。

だけど何があっても諦めない。
キャタピラが外れようと、それでも諦めずに前に進む方法を考える。
車窓からの景色は残酷なものもたくさんあるけど、同じくらい美しいものがある。
だから車を前進させる。

ドライブは、一人よりも多いほうがいい。
多くの仲間たちとドライブする。
サービスエリアで仲間たちとおにぎり食べる。
あの景色はすごかったねと語り合い、笑い合う。

人によって運転する車種は異なる。
スポーツカーもいれば、トラックもいれば、クレーン車もいれば、消防車もいる。
一つとして同じ車種はない。

それぞれの強みを掛け算して、道を進んでいく。
一人では通れない道も、力を合わせれば切り開くことができる。
チームワークが不可欠。

今日も過ぎゆく車窓からの景色を楽しみながら、前進します。

 

戸川良太