ベンチャーであること

僕らはベンチャーです。

ベンチャーとは、世の中一般的に不可能と思われていることを可能にして、世界をアッと驚かすことを目指している挑戦者です。勇気と夢を胸に、あえて難しいと言われていることに挑戦し、ズタボロにされながらも、ゾンビのように復活し、挑戦し続けることです。損得勘定でいえば、大手のサラリーマンか公務員になったほうがいいです。しかし、面白いか面白くないかで言えば、悔しいけどベンチャーは面白いんです。だから全然スマートじゃないし割に合いませんが、社会にボコボコにされても笑っているんでしょう。

上り坂を越えたと思ったら、もっと角度のある上り坂が待っています。その坂を越えたら、さらにエグイ角度の上り坂が待っています。神はいないのかと思いながらその坂を超えると、笑うしかない角度の上り坂が待っています。もう今では平坦な道を期待することはやめました。どんな上り坂でも、世の中には上り坂しかないという前提で、鼻歌交じりにスキップできるようにします。

なんで上り坂が続くのか。それは利益確定をしないからです。利益確定=諦めることです。「ここでやめたら楽になるよ」いつも耳元で悪魔Aがささやきます。「もうじゅうぶん頑張ったよ」悪魔Bがささやきます。悪魔たちの甘い言葉に惑わされるときもあります。僕も普通の人間です。いつでも走れるわけじゃありません。歩いちゃうときもあるし、道草するときもあるし、道で不貞寝することもあります。そんなもんです。

しばらく不貞寝していると、「諦めるのか、まだ何も始まっちゃいない」と僕の中のチェ・ゲバラが叫び出します。ハッとして起きて、また一歩前に進んでいくのです。

そうです。ベンチャーは自分自身に対して、諦めが悪いです。ただし「受け入れる」と「諦める」は別ものです。想定外のことが起こるということを想定にしておけば、受け入れることができます。矛盾しているようですが、世の中は自分の思う通りにはいきません。というより、思ってもいないことばかりが起きます。うまくいかないことのほうが多いです。それでも諦めないだけです。ただ、それだけのことです。

 

戸川良太

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