親がいなければ、生まれてくることがなかった。
生まれてこなければ、当たり前だけど今まで経験したこと全てできなかった。
幼稚園の入学式でお漏らしすることも、
小学生の卒業文集に環境庁長官になりたいと書くことも、
中学生のときにサンシャイン通りで怖いお兄さんたちに絡まれることも、
高校生になって初めてロサンゼルスに行って、もっと怖いお兄さんたちに絡まれることも、
大学生になって歌舞伎町で、もっともっと怖い大人たちに絡まれることもなかった。
親がいなければ0のままだった。
だから親は絶対的存在である。
なぜなら替えがきかないから。
0から1は、替えがきかない。
今こういう経験をさせてもらっているが、親なしには成り立たない。
だから、いつまでも僕は親に感謝し続けることになるだろう。
感謝、この恩をどうやって返すことができるのか?
多分、何しても返すことはできないんだろう。
だけど、せめて感謝の気持ちを忘れずにいること。
感謝の気持ちが常に心にあることを、忘れないこと。
仲間への感謝。
お客様への感謝。
社会への感謝。
日本国への感謝。
感謝されることより、感謝する心を忘れないこと。
やってやる!より、どれだけ周りの役に立てるか。
そのほうが身体が勝手に動く。
自然体で、自分自身の最大の有効活用ができる。
胸を張って生きることができる。
ビジネスマンの前に、人間として。
人間として生きていたいので、感謝の気持ちを忘れずにいたい。
戸川良太