結果責任自分論
どんな結果にも必ず原因がある。
その原因を必ず分析する。
大抵の場合、原因は3つに分類される。
1.相手が良かった(悪かった)
2.自分が良かった(悪かった)
3.状況が良かった(悪かった)
この中で、どのケースの場合に思考の深さが求められるか?
それはズバリ3番だ。
状況とは、
経済情勢や市況、マーケットはもちろん、タイミング、環境 と置き換えてもいいし、第三者とか、もっというなら「天気」とかでもいい。
とにかく一見不可抗力で自分ではどうしようもなさそうなことを総称して「状況」と書いた。
たとえば。
お客さまとの大事な商談。
その日はあいにくの天気で、土砂降りの雨が降ってしまった。
案の定、お客さまは延期を希望し、前日まで気合を入れて作った資料は雨と共に流れた。
結局、その後うまく連絡がつかず商談はまとまることがなかった。
これが私の言う「状況」のたとえ。
営業をされている方なら、一度はこのような経験があるのではないかと思う。
問題はこのあと。
この時にどう考えるかが、その後の自分をいかに高い水準に持っていけるかということに深く関わっている。
「もし自分が」
雨の予報を調べて先回りし、打合せ時間を早めることが
「できていたら」
結果は
「変わったかもしれない」
雨という、自分にとって全く落ち度のないことであっても、その中に何かひとつできたことがあるとしたらなんだろう?
この考えこそが、何者にも左右されず、状況の責任にしない強い自分を作れるただひとつの方法ではないかと思う。
いかなる事情でも、「結果は全て自分にある」と必ず考える。
今の自分の結果は、過去の自分の積み重ね以外にはない。
そう肝に銘じて明日も仕事をしよう。