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極(キワ)に強い男


6月25日、ラグビー日本代表がスコットランド代表とのテストマッチを
行いました。
 
スコットランドと言えば、昨年のラグビーワールドカップ予選プールで
日本が唯一負けを許し、決勝トーナメント進出を阻まれた相手。
その雪辱を果たすべく戦った試合でもありました。
 
第一戦は惜敗だったので、今回は相当な手ごたえを持って臨んだ試合は
予想通り大接戦の展開に。
 
後半残り10分まで1点差で勝っていましたが、最終的には5点差でまたもや
負けてしまいました。
 
普段、スポーツ観戦でそこまで熱くならない私ですが、ラグビーだけは
かなりの情熱を持っています。さすがに悔しくて悔しくて、なんだかやり
切れない気持ちの置き場に困ってしばらく独り言のスクラム状態。。。
 
—–
 
さて、冷静にこの試合を振り返ってみると、やっぱりあるんです。
勝利の要因と敗北の原因。
 
私がこれからラグビーで日本代表になれることはちょっと厳しいような
気がしますので、やはり仕事的なPDCAサイクルに落として、せめてこの
負けから学びたいと思います。笑
 
今回スコットランドの勝利の要因はなんといってもこのキャプテンの
采配に尽きると思います。
 
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レイドロー選手(密集から球を出す司令塔のポジションを担っている)
 
昨年のワールドカップでもベストフィフティーンに選出された実力の
ある選手。端整な顔立ち、正確なパス、キック、そして何よりクレバー。
 
ラグビーは一度試合が始まると監督はピッチに入れません。ほとんどの
ゲームメイクや選択はキャプテンに委ねられます。
 
この試合では、後半のどちらに流れが行ってもおかしくない状況で登場。
入るなり選手に落ち着きを促し、自陣ゴール付近のピンチの場面でも
とにかく焦らない。
 
ひとつひとつのプレーに時間をかけて正確に確実にじわじわと攻める。
相手が苛立つようなプレーをしてみたり、やりにくい方法を必ず選択
する。
 
試合の流れを観察し、レフリーの趣向を見抜き、相手のウィークポイント
をつきながら、時間配分まで考えて行動する。選手への指示に迷いは
なく、表情に曇りは全くない。
 
くーーー
本当に、憎たらしい!
 
おっと、さっそく感情的に・・・
 
—–
 
 
がまん比べでしびれを切らせた相手は勝手に自滅します。
 
そう、
この采配は勝ちにいくのではなく、負けないことを強烈に意識した試合
運びでした。勝負はオンプレーの中だけではなく、プレー外でも左右
するということを彼は熟知していたのです。
 
何万人のほぼアウェーの観衆に囲まれ、伝統国として負けられない一戦
を任され、しかも戦局は決して優位とは言えない。。。
 
その中で冷静に感情に捉われることなく丁寧にプレーをすることの難しさ
は想像に難くありません。
 
 
 
そしてもう一つ感じたこと。
それは、何よりメンバーを信頼しているということ。
 
この選択をしたらどうなるか?絶対に次はこう進む!というゆるぎない
信頼の元にプレーが成り立っています。ミスするとか、メンバーが理解し
ていないとか全く感じさせない。時には動かず指示だけをしている。
 
最終的には、最高のプレッシャーがかかったなかでのショットは自らが
選択し、自らが確実に決め、逆転して勝利を収める。
単なる指示や能書きだけではない。現場仕事も惜しみなくやります。
 
 
—–
 
 
いかがでしょう?
私にとっては悔しくも仕事の要素がたくさん詰まっている試合でした。
キャプテン、我々の仕事でいえばリーダーでしょうか。
その職はどうあるべきかを見せつけられた一戦でした。
 
極(キワ)の局面で発揮できる男はやっぱり結果を出します。
 
日々の仕事でタックルしたりキックすることはあまりありませんが、
彼のスタイルは大いに参考になりました。
 
次は絶対に勝つ!!

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