カンボジアで見た真っ直ぐな目
1年前の夏、
カンボジアの首都プノンペンにある、グループ会社の視察の機会に恵まれました。
世界遺産アンコールワットには行けない行程でしたが、
海外での新規事業の立ち上げ期を見ることが出来た、貴重な時間でした。
自分が日本で手伝った企画書が現場で活かされている充実感や、
サービスの名前を決める現場のミーティングに参加したり、
当然ながら、、、百聞は一見に如かず!
日本とは全然違う環境で、新規事業立ち上げに奮闘する仲間たちを見て、
いま自分がやるべきことを日本できっちりとやろう!と決意した時間でした。
そんな中、
関係者が長い期間応援している、
現地NGOが運営するフリースクールへも行きました。
都市開発の影響でスラムとなってしまった街にある学校。
6~12歳くらいの子供達が勉強する場所でした。
すごくやわらかな表情で、強い意思を感じる眼差しの女の子…
先生に聞くと、成績優秀、下の子の面倒もよく見て、将来は奨学金で外国の大学に行きたいとのことでした。
日本語の勉強もしているからと、
ゆずの『栄光の架橋』を一緒に歌いたいと、その子はお願いをしてきました。
youtubeで歌詞のテロップを見て、
ひらがなを完璧に発音し、その一方、漢字は読めないその健気さに、、、
なんか、、、泣けた、、、
「毎日を生きている同じ瞬間、もうひとつの時間が確実にゆったりと流れている。
暮らしの中で、そのことを意識できるかどうかは、天と地の差ほど大きい」
私が好きな星野道夫さんの本のフレーズです。
人の心の在り方は、顔に現れる。
暑い~とか、大変だ~とか、不満を言って変な顔にならないように、
どんな場面でも一所懸命、そして自分の心に真っ直ぐ生きよう!と
1年前に出逢ったあの子を思い出して、改めて思った夏です。