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ピアニスト辻井伸行さんの見えない事と見る事


実家の母が「辻井伸行さんのピアノを生で聴いてみたい」と言うので、
親孝行と思いチケットを予約し、先日クラシックコンサートへ行ってきました。
 
曲目は、ベートーヴェンのピアノ協奏曲。
「ジャジャジャジャーン」の旋律で有名な “運命”も演奏され、力強い音色に体が満たされる素晴らしいコンサートでした。
 
——–

先天性の全盲という障害を持ちながらプロのピアニストとして活躍する、辻井伸行さん。
楽譜も鍵盤も見えませんので、大変な努力を重ねていることは想像に難しくないです。
 

そんな彼のインタビュー記事で、ぐっときた文面。
 

「作曲をするときは、テーマとなる場所に行って、
 その場所の音を聞き、風を感じ、風景を見て曲を書きます」
 

彼は、目で見ることは出来ないのに、”風景を見て” とあった…!
 
 

きっと、視覚以外の残り四つの感覚と、そして、第六感のすべてを全開にし、
映像を頭や心で観ているのだろうなぁと解釈しました。
 
——–

わたしたちの日々の仕事や生活での人間関係においても、
見えていることと、見えていないことがあります。
だから、得られているその瞬間の情報だけで相手を判断しないこと。
自分の感覚を正常に整え、自分と相手が対峙しているリアルを最も大切にすること。
 

お互いがどんな精神状態であっても基礎には信頼以上の固いものがある、
そんな心豊かな人間関係を追及しながら、仕事も生活もしていきたいな、
 
母のミーハー心がきっかけで、なんか、そんなことを思った機会でした。
 
piano

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