~世界から見る 公示地価~(梶山)
先日、国土交通省が発表した2014年1月1日時点の公示地価によると、三大都市圏(全用途)は前年比0.7%上昇とリーマン・ショック前(08年)依頼、6年ぶりのプラスに転換。
用途別では、住宅地が前年比+0.5%、商業地が同+1.6%となっています。国内の景気回復に加え、世界的に緩和された金融環境のなか、商業地への需要が高まりました。
※公示地価とは、国土交通省が毎年3月に公表する全国の土地の価格(1月1日時点)です。全国2万3,380地点の標準地について、不動産鑑定士が評価し、国土交通省の土地鑑定委員会が価格を判定。公示地価は公共事業用地の取得価格算定の基準とされるほか、一般の土地取引価格の指標となります。
ここで、視点を世界に向けてみましょう!!世界で最も地価の高い場所(ストリート)はどこでしょうか…?
1、香港 Pollock’s Path,The Peak __平均地価 12万米ドル/㎡
2、ロンドン Kingston Palace Garden__平均地価 10万7,000米ドル/㎡
3、モナコ Avenue Princesse Grace__平均地価 8万6,000米ドル/㎡
4、フランス Boulevard du General de Gaulle__平均地価 8万6,000米ドル/㎡
5、シンガポール Paterson Hill__平均地価4万2,500米ドル/㎡
土地だけでも高額な価格となるのに、その上に立つ建物はどんな豪邸で、どんな生活をしているのでしょうか…
【梶山のひとりごと】
今回の地価上昇の要因として、国内景気が回復局面にあること、建材費や建築会社の施工費(人件費)の上昇観測などが価格の先行感につながり住宅購入意欲を後押ししているでしょう。
今後も広い範囲で住宅購入の需要が集中されると考えられます。
また、投資意欲が強いREITなどは、さらなる利回りを求めて地方都市へ広げていくことで地価上昇の波が全国へと広がり、経済を活性化させる好循環が起こるのではないでしょうか。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
担当:梶山