FREE PEACE

  • アクセス
  • お客様お問合せ
  • 03-5312-8331

TOPICS

FP通信

変動金利型での注意点!! ~未払い利息~(奥平)


住宅ローンを組む際に、変動金利、固定金利の選択に悩む方が多いと思いますが、変動金利型には金利上昇の度合いによっては未払い利息が発生するリスクがあります。

貯蓄

変動金利型には、半年ごとに見直される適用金利が上昇しても、5年間返済額が変わらないという5年ルールがあります。返済額は5年間変わらないので、適用金利が上昇する度に返済額の内訳が変動し、金利上昇の度合いによっては、計算上の利息が返済額を上回ってしまう事があります。

この返済額を上回った部分の利息が「未払い利息」です。この状況になると元金は全く減らず、未払い利息が溜まっていきます。

さらに、5年後の毎月返済額について1.25倍のルールもあります。これは、変更後の毎月返済額が急激に増えないように、直前の返済額の1.25倍を限度とするものです。その為未払い利息の解消がより難しくなってしまうとも言えます。

変動金利型で気をつけなければならないのが、たとえ未払い利息が発生しなくても、金利が上昇すると返済額に占める利息部分が多くなり、元金の返済がなかなか進まないと言う事です。
返済予定表が届いたら、適用金利や返済額の内訳の利息や元金は、必ず確認しましょう。

将来の金利上昇へのリスク対策として、変動金利を採用するのなら元本を減らせるように繰上げ返済の原資を貯めておくようにしましょう。固定金利で借りているつもりで、毎月浮いた額は、将来の金利上昇に備えて貯蓄として準備しておくと安心です。
また、ご自身のライフプランに照らし合わせて、お子様の教育費のピークや起こりうる親の介護など、家計のバランスも考慮して、住宅ローンの負担増大に不安を感じるなら、早めに借り換えを検討する事も重要です。

将来、今よりも金利引き下げ幅が大きい商品があるなら、変動金利からより引き下げ幅の大きい変動金利への借り換えも有り得ます。

家計のバランスや金利上昇時のスタンスを確認した上で、繰上返済や借り換えなど、ご自身にあった対策を検討しましょう。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
担当:奥平

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

post date*