【贈与税とは】
個人から、生前贈与による財産の移転に
関して課されるのが贈与税です。
生前贈与によって、相続税が回避する
ことを抑制する目的があるため、
贈与税は相続税の補完的な関係に
あることは周知の通りです。

また、贈与税における税率は、
相続税に比べて高率に設定されています。
（下記の表参照）

【暦年課税】
一年間の贈与財産が基礎控除額110万円
を超えた部分に対して税率をかけて
贈与税額を算出します。

＝メリット＝
比較的分割可能な財産が多数存在する
場合に有利な制度。

つまり毎年のように贈与が繰り返される
場合、毎年基礎控除額の110万円を
控除し続けることができる。
また、実施した年度で納税関係が完結する
点もメリットと言える。
（※次回分で説明。
一部適用されない例も有り。）

一方、不動産のように評価が高額で
一つの単位にまとまっているような
財産を、毎年細かく分割し贈与する
といった贈与契約は、もともと財産の
全体を贈与する意図があるとして
否認されています。

●贈与税（暦年課税）の計算式
贈与の評価額－基礎控除額（110万）
＝　課税価額（A）

課税価額（A）×　税率－速算控除額
＝　贈与税額

最後までお読み頂き、
ありがとうございました。
担当：岡本